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ウエブフォルダ(WebDAV) 共有パスの作成 クライアント側設定 CarotDAVのインストール

- ウエブフォルダ(WebDAV) -

外出先から、サーバに保存してあるファイルにアクセスしたり、保存したり出来るように設定します。 HTTPの80番ポートを使用するため、既にホームページを外部に公開できるようになっていれば、Apacheに 設定するだけです。既に組み込まれている、WebDAVモジュールを使用します。外部からも暗号化通信が 出来るように設定します。暗号化通信のためにはルータ及びiptablesのポート番号443の開放が必要です。 詳細はウエブページ暗号化(SSL) についてをご覧ください。



- 共有パスの作成 -

クライアントPCからアクセスできるフォルダを作成します。フォルダ名は任意です。 アクセス制限をかけるため、WebDAV用のパスワードも作成します。
設定の流れてして、webdav(任意の名称)と言う共有フォルダを作成します。その後で、webdav共有フォルダ にアクセスするためのユーザ名とパスワードをpassと言うフォルダを作成して、そこに保存します。

共有フォルダ、パスワード作成から始めます。
         
[root@hoge123~]# mkdir /var/www/html/webdav
[root@hoge123~]# chown apache:apache /var/www/html/webdav
[root@hoge123~]# mkdir /var/www/secure
[root@hoge123~]# mkdir /var/www/secure/pass
[root@hoge123~]# htpasswd -c /var/www/secure/pass/.htpasswd hogehoge
New password: ← hogehogeのパスワードを入力します。
Re-type new password: ← 同じパスワードを入力します。
Adding password for user hogehoge


ウエブ上で共有フォルダにアクセスできるようにApacheに設定をします。
         
[root@hoge123~]#  vi /etc/httpd/conf.d/webdav.conf
- 下記内容を貼り付けます -

Alias /webdav/ "/var/www/html/webdav/"
<IfModule mod_dav.c>
    DAVMinTimeout 600
    <Location /webdav>
        DAV On
        SSLRequireSSL
        AuthType        Basic
        AuthName        "Login hogehoge"
        AuthUserFile    "/var/www/secure/pass/.htpasswd"
        Require valid-user
        Order deny,allow
        Deny from all
        Allow from all
    </Location>
</IfModule>

<VirtualHost *:80>
    Redirect /webdav https://hoge123.ddo.jp/webdav
</VirtualHost>

[root@hoge123~]# /etc/rc.d/init.d/httpd restart ← Apacheを再起動します。




- クライアント側設定 -

XPを例に説明します。「ネットワークプレースを追加する」から始めます。
1.jpg(36396 byte)

「次へ」を選択します。
2.jpg(45630 byte)

「別のネットワークの場所....」が選択されている状態で、「次へ」を選択します。
3.jpg(41975 byte)

https://hoge123.ddo.jp/webdav と入力して「次へ」を選択します。
9.jpg(33617 byte)

「ユーザ名」にhogehoge、「パスワード」にhtpasswdコマンドで作成したパスワードを入力します。
10.jpg(17150 byte)

デフォルトで入っている情報を消して、任意の名称にしてください。「次へ」を選択します。
5.jpg(35186 byte)

今回は、ネットワークプレース名称をwebserverにしました。「完了」ボタンを押します。
6.jpg(38961 byte)

webserverが表示されています。ダブルクリックすると中が開きます。
12.jpg(36775 byte)

最初は中は空です。適当にフォルダー作成や、貼り付けをして動作するか確認します。
11.jpg(26402 byte)

外出先からでも、これでアクセスできるはずです。webserverをクリックしたとき、証明書エラーが出る場合も、 続行する選択をしてください。ただし、XPでは日本語名のファイルやフォルダーのアップロードができません。Win7だと 出来ますが、共有フォルダの表示やアップロードが異常に遅いです。 解消するにはWebDAVクライアントソフトをパソコンに インストールします。



- CarotDAVのインストール -

WebDAVクライアントソフトとして、CarotDAVをクライアント側PCで使う設定をします。 以下のサイトからCarotDAVをダウンロードして、インストールします。carotDAVの最新版はVer. 1.9.2 です。Win7を例に説明します。

http://www.rei.to/carotdav.html

インストール後、CarotDAVを起動すると以下の画面になります。ここで「AAd」ボタンをクリックします。
13.jpg(21349 byte)

「WebDAV」を選択します。
14.jpg(29259 byte)

「Setting Name」にmyserver(任意名称)、「URI」にhttps://hoge123.ddo.jp/webdav 、「Username」にhogehoge 、 「Password」にhtpasswdコマンドで作成したhogehogeのパスワードを入力して「OK」ボタンをクリックします。
15.jpg(53431 byte)

証明書エラー表示はIgnore(無視)をクリックします。
16.jpg(37127 byte)

「Connect」ボタンをクリックします。
17.jpg(25242 byte)

共有フォルダが表示されます。試しに、ファイル名が日本語のファイルやフォルダをアップロードしてみてください。
18.jpg(40611 byte)

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