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--WinXPパソコンにWin8導入!--

WinXPはマクロソフトのサポートが、2014年4月に終了になります。XPからWin8にアップグレードすれば、2023年までサポートが受けられる 事になります。最もそのパソコンがどこまで持つか、という事になりますが。
XPパソコンを持っているけど、どうしようかと考えている方や、XPからWin8に移行を検討している方の参考になればと思い、記事を 掲載してみました。参考になれば幸いです。

--Win8対応PC--
Win8が出る前は、XP搭載パソコンがあれば、Win8にアップグレード出来ると期待していたました。ところが、実際にWin8 Release Previewの 提供が開始された時、ほとんどの古いXP搭載パソコンではインストールすら出来ないことがわかりました。

Pentium4-3GHzクラスでもインストールできません。一番の問題はPAE、NX、SSE2 をサポートする 1 GHz 以上のCPUと限定されたことです。Intel社製CPUを 例にとると、パソコンを自作する方にはおなじみのSocket478使うCPUは全滅です。Intel製の場合、XDビット(AMD社製CPUの場合、NXビットと呼んでいます)対応CPUでないとWin8の インストールが出来ません。ソケット775を使う一部CPUからXDビット対応が始まりました。参考サイト

手元にパソコンがある場合、マイクロソフトのWindows8アップグレードアシスタントを実行すれば、NXビット対応かどうかわかります。他にも、フリーソフト のCrystalCPUIDで確認できます。

CrystalCPUIDを使って調べたNX/XDビット非対応の例です。NX/XDがグレイアウトしています。
CrystalCPUIDを使って調べたNX/XDビット対応の例です。NX/XDが表示されています。

非対応のCPUが搭載されていると、インストール途中でストップします。クリンインストールでもエラー表示が出て、インストールが出来ません。Win8に限らず、Win7やVistaを インストールするために、CPUはデュアルコア以上の処理能力の高いCPUが望ましいです。メモリーも2Gbは欲しいところです。CPUがデュアルコア以上であれば、快適に動作します。

CeleronやPentiumクラスのCPU搭載パソコンにWin8をインストールすると、 システムが定期的にバックグランドで行う処理(例:Windowsアップデート等)が始まった時、CPU占有率が100%になることがあり、パソコンの操作が異常に遅くなります。メモリーをたくさん搭載して いても、CPUが非力だと避けようがありません。非力なCPUでは、裏で自動実行される処理を手動に切り替えるなどで対処するしかありません。

結果的に、古めのXP搭載パソコンでもCPUがデュアルコア以上でないと、Win8へのアップグレードはお勧めできません。CPUが非力なら、CPUだけデュアルコアに乗せかえる方法もありますが、 パソコン本体がデュアルコアに対応しているかどうか、メーカーサイトで調べる必要があります。

また、対応しているとわかってもCPUの中古購入、CPU換装のためにパソコンを分解する必要があり、 パソコン初心者の方にはかなりハードルが高いと思います。 更に、CPUがデュアルコアでもWin8用のグラフィックドライバーがなかったり、Win7用のグラフィックドライバーを使用したりすると画面が正しく表示されないことがあります。

こればかりは、 インストールしてみてどうか、と言うことになります。基本的にパソコンメーカーは、古いPCのWin8用ドライバーを一切提供していません。つまりメーカーが「Win8用のパソコンではありませんよ」、 と言っているパソコンに無理やりWin8をインストールすることになるわけです。

一つ失敗例をあげます。Optiplex740(デュアルコア搭載)にWin8 Proをインストールしました。ドライバー類もすべて問題なく認識していました。17インチモニターでは問題なく画面表示するのですが 、22インチワイドモニターに切り替えてしばらく使うと、画面になん本もの横線が表示されます。画面をスクロールすると消えますが、またしばらくすると出ます。

一見、正しいビデオドライバーがあたっているように見えますが、オンボードのビデオチップドライバーはWin8用がありません。その場合、Win8は手持ちのドライバー情報の中から、一番最適なビデオドライバーを充てるか、 見つからない場合、汎用ビデオドライバーを勝手に設定します。残念ながらWin8用のビデオドライバーでないため、問題が起きているわけです。しかし、他の型番のパソコンや別メーカーのパソコンで は、正常動作するかもしれません。何度も言いますが、インストールしてみてどうかの世界です。

デュアルコア以外の非力なCPU搭載パソコンは他のOS(Linux)等を入れて、再利用可能です。その必要性がない場合、処分するしかないでしょう。XPは2014年4月にサポートが終了します。それまでに、XP 搭載パソコンをどうするか、検討する必要があります。処分する場合、当社では無料回収いたします。

--既にWin8アップグレード版をお持ちの方--
優待プログラム期間中はダウンロード版なら¥3,300で購入可能でしたが、今は¥25,800円です。この価格差は驚きですね。私は3ライセンス購入しました。

使い道としては、手持ちのXPやVistaパソコンがWin8のシステム用件を満たしているなら、アップグレード用に使います。ただ、今のOSで動作している ソフトや周辺機器がWin8でも同じように動作するとは限りません。アップグレード前に事前チェックが必要です。

Win8アップグレードで一番大切なことは、XPパソコンのドライバーが正常に認識されているかどうかです。Win8アップグレード後、基本的にビデオ、サウンド、ネットワークドライバー が正常認識されていれば通常使用可能です。

ドライバーが正常認識されるかどうかは、アップグレード前に、Windows8アップグレードアシスタントを実行すればわかります。 左の例は、サウンド、ネットワーク、ビデオ関係は正常に認識される事を意味しています。
アップグレードの時期は差し迫った状況が来るまで(2014年サポート終了)、アップグレードする必要はないです。むしろ、ギリギリまでアップグレード しない方が得策です。と言うのも、Win8未対応のソフトや周辺機器が2014年には動作するようになるかも知れないからです。

XPパソコンも2014年サポート終了が近づくと、ただ同然の価格で中古がたくさん出回ると思います。そのときに、Win8のシステム用件を満たすパソコンを 購入して、アップグレードするのもありです。

Win8アップグレード版を買ったのは良いけど、使い道がないと言う方、ヤフオクに出品しましょう。時期によっては、元値より高く売れるはずです。

--Win8アップグレード版をお持ちでない方--
XPからWin8へのアップグレードはあきらめましょう! 高価なWin8のアップグレード版を購入してまで、パソコンの寿命を伸ばす価値は全くありません。 いや、どうしてもWin8にアップグレードしたいと言う方は、ヤフオクでアップグレード版を購入するか、Win8のDSP版を購入するしかないと思います。もっとも、 ヤフオクでさえ、優待プログラム期間中の¥3,300と同等の価格で購入することは難しいと思います。

また安く手に入れることが出来ても、アップグレードできるかどうか、アップグレードできたとしても パソコンの基本的なドライバーが正常認識するか、今まで使っていたソフトや周辺機器が正常動作するか、問題は山積みです。そこまで リスクをおかして、アップグレードする価値はまったくありません。

Win8アップグレードが無理なXPパソコンはどうすれば良いかと言うと、他の無償提供されているOSに乗せかえる事です。当サイトの「Linuxの世界へようこそ」 を参考にしてください。メモリの少ない非力なパソコンでも、ネット閲覧、メール程度の利用ができる様になります。
いや、OSの入れ替えも面倒、大変と言う方は一生、大事に押入れにしまって置くか、リサイクル法に基づき処分する事になります。

--XPからWin8にアップグレード実施!--

今回、試験目的でアップグレードに使用したパソコンはCore2 Duo搭載のPanasonic Let`s note CF-T5です。CrystalCPUIDを使って調べた結果です。CPUのスペックはWin8のシステム要件を満たしています。

セキュアブートと互換性がない表示されていますが、この表示があってもWin8のインストールは可能です。それと、解像度の問題からスナップが使えない とありますが、これでもインスール上問題はありません。解像度はパソコン自体ののスペックで決まっているため、上げることは出来ません。

XP搭載時のデバイスマネージャーの表示です。ビデオ、ネットワーク、サウンド及び他のすべてのデバイスが正常認識されています。

Win8にアップグレードした後のデバイスマネージャーの表示です。ビデオ、ネットワーク、サウンドは正常認識されています。他の不明なデバイスとして2箇所、正常に 認識されていません。認識されてないデバイスが何であるか、今のところ不明です。この様な場合、不明なデバイスのプロパティーからハードウエアIDを確認して、そのIDでネット検索 するとデバイス名がわかります。後は、デバイス名のドライバーを探して充てることで、不明なデバイスの問題は解決します。

ビデオ、ネットワーク、サウンドは正常認識されたため、通常使用は問題ありません。解像度もXPの時と同じ解像度で、内蔵無線LANも使用できて、音もなります。 メモリーが1536MBですが、XPの頃と遜色なくウエブ閲覧や一般的な操作が出来ました。

Win8にしてから、起動・終了の動作がXPの頃より格段早くなりました。ウエブ閲覧も快適に動作しています。機種依存によるものかもしれませんが、スリープからの復帰がXPの頃より倍以上、遅いです。 それと予測はしていたのですが、XPの頃使っていたウエブサーバー専用ファイルアップロードソフト(WinSCP)が正常動作しませんでした。事務所にあるプリンター(Konica PagePro 1400W) も、Win8対応ドライバーが現時点で提供されてないため使えません。いづれWin8対応ソフト、ドライバーが提供されるのを待つしかありません。

しかし、これで2023年までマイクロソフトのサポートが受けられるわけですから、アップグレード版を既に購入された方は、アップグレードする価値は十分にあると思います。 もっとも、パソコン自体がハード的にどこまで持つかは別の話ですが。

--Win8アップグレード版、裏情報--
Win8アップグレード版が、クリンインストールできると言う話です。別に、ネット上で既にたくさん情報がありますから、裏情報というわけでもないのですが。 クリンインストールするわけですから、OSが何も入っていないパソコンに通常のWin8インストールデスクと同じようなインストールが可能と言うことです。2013年2月時点 のお話です。

二つの方法があります。一つは、インストール予定のHDDをフォーマットしてからWindowsと言うフォルダーを作成します。通常、他のパソコンに HDD変換コネクター を使用してHDDを接続、NTFSフォーマットします。その後で、Windowsというフォルダーを作成して、作成したフォルダーのパーティションにクリンインストールします。 これでライセンス認証が取れます。

二つ目の方法は、一度クリンインストールをします。この時点で、ライセンス認証は出来ていません。Win8が起動している状態で、 DVDドライブにあるWin8アップグレード版の中にあるsetupファイルをクリックして再インストールします。再インストール完了後、ライセンス認証が取れます。 いづれの方法も、正規の手順を踏まえたインストールではないので決して、試さないでください。\('∀';) 

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