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修理・対応事例SOLUTION

PCから異音がする

PC起動中、カラカラと音がする場合は、HDDからの断末魔の叫びの可能性がかなり高いです。いつ起動できなくかわからないので、早急に大事な データをバックアップします。その後、HDDの交換をします。

今回は、Let's Note を例に説明します。キーボードのキーも一部取れてる状態なので、別の部品からキーボードを外して交換します。 その後で、HDDの交換、リカバリーディスクを使用してOSのインストールを実行します。

まずは、中古で探した部品取り用Let's note からキーボードを取り外す作業をします。(元々、問題のLet's Noteが中古なので、新品キーボードを 取り付ける価値がないため中古部品を使用します) 取り外したキーボードは、後で組み立てるときに交換します。

分解する手順はメーカーやパソコンの機種により違います。HDDの取り外しはノートパソコンの場合、本体裏側のカバーを外せば取り外せる 簡単なものから、Let's Note のようにバラバラに分解しないと取り出せないタイプもあります。わざわざ、こういう構造にしているのはメーカー 側に何か思惑があるのでしょうか? 最近のノートパソコンはHDDの取出しが容易に出来るようになってきていますが。

分解が終わり、ようやく問題のHDDが出てきました。左側のクリーム状にべったり付着しているものはシリコングリスです。 Let's NoteはCPUファンがないため静音設計ですが、長時間使用するとキーボードあたりがかなり熱くなりそうです。

HDDを取り出した状態の全体を撮った写真です。ここまで分解しないとHDDを取り出すことは出来ません。わざと分解させないように作っているとしか 思えないような構造になっています。ネジのサイズもかなり多く、番号を振っておかないとどこに戻したらよいか、わからなくなってしまいます。

このLet's NoteはDtoDリカバリを採用しているため、リカバリディスクがありません。そこで祈る気持ちで故障しかけているHDDから中古のHDD にクローンコピーを試みます。なぜ祈る気持ちかと言うと、コピー元のHDDに不良セクタがあると、コピーが中断してしまうからです。クローンHDDコピー専用機を使用してコピーをします。 20分ほどで、うまくコピーが完了しました。(^_^;

後は、HDDを元に戻して組み立てなおし、正常に起動すれば修理完了です。
今回は、たまたま事がうまく運び、うまく起動できました。最近のパソコンは DtoDリカバリを採用しているものが結構多いです。内臓HDD本体が故障すると、メーカーからリカバリーディスクを5,000〜6,000円出して購入する しかありません。古いパソコンだと、わざわざリカバリーディスクを別途購入する価値がないことがほとんどです。いざと言うときのために、システムを他のメディアに バックアップしておくことが必要です。

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