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修理・対応事例SOLUTION

PCが頻繁にフリーズしたり、再起動したりする

原因追求が結構厄介なケースです。ソフトウエアが原因なのか、ハードウエアが原因なのか見極める必要があります。まずは周辺機器(USBフラッシュメモリ、 外付けHDD、プリンタ等)を外してみます。それでも改善しない場合、ソフトウエアの原因を疑ってみます。、ウイルス感染の有無、ディバイス関連のインストール後発生したかどうか、HDDの空き容量、などを調べます。

一応、HDDにエラーが出てないか、イベントビュアも確認します。HDDの状態をチェックするソフトもあるので、それを利用してみるのもいい方法です。 原因特定が困難な場合、OSのリカバリーディスクを使用してシステムの初期化を実行するほうが一番早いケースもあります。 初期化した時点ではシステムは一番安定した状態です。このまま様子を見て、もし改善しない場合、ハードウエア系の原因調査をします。

まずはメモリーです。メモリーが原因でブルースクリーンエラーやWindowsのフリーズ、起動不能等の問題を引き起こすことがあります。

正常に動作するメモリーと交換して様子を見るのが一番ですが、無ければメモリーテストプログラムを実行して状態を確認します。エラーがあれば交換する必要があります。
メモリーもいつ故障するかわからない代物です。新品で売られているメモリーでも初期不良の場合もあるし、何年間も問題なく動作している場合もあります。 メモリーに問題が無ければマザーボードを調べます。

マザーボードを一通り眺めて、膨張コンデンサーがないか確認します。右の写真は、膨張コンデンサをアップした写真です。

こちらの写真のほうが、もう少しわかりやすい例です。ヒートシンクの周りにあるコンデンサの頭頂部が膨らんでいます。
ヒートシンクはどうしても熱を持つので、その近くにあるコンデンサーは熱で膨張するケースが結構多いです。 これらの不良コンデンサは、新品のコンデンサに交換します。

こちらの写真は、膨張コンデンサを半田ごてを使って抜き取った写真です。抜き取った後には古い半田が付着していますので、ハンド吸取線を 使って綺麗にとります。
その後で取り寄せた新品コンデンサに交換するわけです。

一番左側の写真は、新品コンデンサに交換したところです。正常に動作するか電源ユニットを接続して半日ほどテストします。問題が無ければ 組み立てて修理完了です。

しかし、マザーボードを見ても問題が見つからない場合、電源ユニットの電圧をテスターでチェックしてみる事も必要です。 それでも原因特定が出来なければマザーボード基盤の他の箇所の不良を疑って、他のマザーボードに交換するなどの大掛かりな修理につながるケースもあります。結局のところ、 一通り見てみないと何が原因か特定できないわけです。(^_^;  (今回のケースではコンデンサ交換して、フリーズ・再起動が解消されました。)

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