軽量ディストリビューションbodhi Linux
ウイルスソフトの導入 |
- ウイルスソフトの導入 -
Linux向けのウイルスソフトの数はあまり多くありません。裏を返せば、WindowsOSに比べLinux使用者の数は極端に少なく、ウイルス感染例もほとんどありません。
ウイルス作成者の多くはWindows使用者を対象にします。Linuxを対象にウイルスを作っても使用している人が少ないので、騒がれることもありません。
あまり騒がれないのでは、ウイルス作成者は面白くありません。
あまり攻撃されることが少ないLinuxですから、Linux向けのウイルスソフトも少なく、Windows向けウイルスソフトみたいに高機能とは言えません。
しかし最近、Comodo Antivirus for Linux
と言うフリーのウイルスソフトが登場しました。今までのLinux向けOSとは違い、リアルタイムプロテクション機能がついています。
残念ながら現時点で、一部のディストリビューションしかリアルタイムスキャンが上手く動作しません。それとCPUの占有率が結構高いので、高スペック
のパソコン向けです。
今回導入するのは、ClamTkです。
Synapticパッケージマネージャーを使用してClamTKをインストールできますが、最新版ではありません。最新版を
提供先からダウンロードします。拡張子にdebが付いたパッケージをダウンロードします。現時点での
最新版はclamtk_4.45-1_all.debです。Debian/Ubuntuをクリックします。
保存をクリックします。使用しているブラウザによって表示が違いまが、debパッケージをダウンロードすることが目的です。
次にSynapticパッケージマネージャーを使用して、「gdebi」を検索・インストールします。このパッケージはダウンロードした
ClamTKをインストールするために必要です。インストール完了すると、メニューに追加表示されます。
「Enlightenment File Manager」をクリックします。
ダウンロードフォルダーを開きます。ブラウザにより、ダウンロード先が違います。開いて最初のところにあったり、
Downloadsフォルダーの中にあったりします。
ダウンロードしたdebパッケージを右クリック、「開く」を選択、「GDebi Package Installer」をクリックします。
「Close」をクリックします。
「パッケージをインストール」をクリックします。
「Close」をクリックします。
右上端のアイコンをクリックして閉じます。
メニューから「ClamTK(ウイルススキャナー)」をクリックします。
シグネチャが期限切れと出ています。「設定」をクリックします。
「Scanning」タブ内で希望するスキャン対象先にチェックを入れ、「Close」をクリックします。ClamTKをいったん終了させます。
再度、ClamTKを開きます。シグネチャが最新の状態になりました。使い方はGoogleで検索するか、情報は古いですがこちらを参考にしてください。
- ファイル共有 -
ローカルネットワーク上の他のパソコンやファイルサーバにアクセスするには、別途ソフトをダウンロードする必要があります。具体的には共有フォルダーにアクセスを可能にするためのサービス
追加、共有フォルダーを開くための専用ファイルマネージャー管理ソフトをダウンロード・インストールします。
Synapticパッケージマネージャーを使用して、ファイル管理ソフト「bodhi-filesharing」を検索・インストールします。
次にBodhi Linux のソフトダウンロードサイトで、「Marlin」を検索・インストールします。インストール手順例はこちらを参考にしてください。
メニューから「Marlin ファイルマネージャー」をクリックします。
右上端のアイコンをクリックして「Connect to Server」を選択します。
種類:の欄でプルダウンメニューを表示させます。
「Windows共有」を選択します。
下記入力内容は一例です。アクセスするパソコンのIPアドレス、そのパソコンのアカウント名、ログインパスワードを入れて「接続」をクリックします。
これは相手先がWindows8搭載パソコンの例です。アクセス先の共有ファイルが開きました。
試しにUsersクリックすると、ユーザー名、パスワードを聞いてきます。情報入力後、「Connect」をクリックしてアクセスします。
更に「user」フォルダーをクリックします。
中のファイルにアクセスできました。
- Windowsソフトの使用 -
Bodhi Linux上でWinXPで使用していたソフトを動作させることができます。どの程度使えるかは、そのソフトによりますが試す価値はあります。残念ながらワードやエクセル
等のビジネスソフトはインストールできないとか、インストールできても動作が不安定と言う報告があります。ソフトを動作させるためにWineと言うソフトをダウンロードします。
Synapticパッケージマネージャーを使用して、「wine」を検索・インストールします。ファイルサイズが大きいため、結構時間がかかります。
メニューリストにWineが追加されました。
試しにゲームソフト「東大将棋」の入ったCDから、実行ファイルを右クリックして、「Wine Windows Program Loader」を選択します。
東大将棋が起動しました。
正常に動作し、音声も正常に出ています。